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紙パウダー主原料の世界でも類を見ない、新素材MAPKA。そのシート成型グレードがMAPKAシートです。弁当トレー、ストローやコーヒーリッドなどの食品容器で利用されるプラスチックシートの代替素材として、既存のプラスチック成型機器はそのままでご利用いただけます。
プラスチックによる環境汚染が国際的な問題となっている現在、EU、アメリカ、中国をはじめとした世界各国では、リサイクルできない使い捨てプラスチック容器の使用を規制する動きが広がっており、日本国内でも早急な対応が求められています。 「紙」を主原料としたMAPKAシートは、プラスチックと同等の機能性と価格を持ち合わせた環境にやさしい新素材。「脱プラ」が進む食品トレーやストローなどの代替として最適です。
MAPKAシートは主原料である原則紙パウダーを51%含有したエコ素材で、石化資源を、製品として半減(削減)できるだけではなく、廃棄時には「燃えるゴミ・燃やすゴミ*(自治体のルールに従ってください)」として廃棄でき、有毒ガスの発生もないことから、安心・安全な可燃物処理が可能です。 MAPKAシートとPPFシートの2種において、燃焼時の「灰分」を測定したところ、それぞれ0.7%、19%という結果となり、従来品から18.3%減少、炭カル、タルク等の無機フィラーを使用していない為、ほぼ完全な焼却が可能となることが証明されました。 また、燃焼カロリーが汎用の樹脂に比べ低くなることから燃焼炉への負荷も低く、「脱プラ」の時代にマッチした製品となっております。
MAPKAシートを使用することにより、汎用プラスチック(PPF)と比べ温室効果ガスの排出量を約35%削減することが可能です。
MAPKAトレーとPPF(PPタルク)トレーの2種において、LCA(ライフサイクルアセスメント)値で環境性能を比較したところ、地球温暖化では従来品の△11.9%、酸性化では△31.7%、富栄養化では△35.2%と、いずれも従来品を下回る結果となっており、従来品をMAPKAシートに入れ替えるだけで効果の高い環境対策を実現できることが証明されています。
耐熱温度は140℃となっており、電子レンジでの使用が可能です。
第三者機関による容器包装規格試験、電子レンジ耐久性・高周波適正性試験も実施し、安全性・機能性も証明済みのため、食品トレーの代替素材として安心してご使用いただけます。
バイオプラスチックは量産成形を行う場合に専用の設備などが必要になりますが、MAPKAシートは従来のプラスチック成形で使用している真空成形機でプラスチック材料と同様の成形が可能です。また、成形温度は180℃〜200℃と従来のプラスチックシートより30%程度低くなり、その分省エネルギーな成形が可能となります。
世界的な評価を受ける独自技術を用い、主原料となる紙をパウダー化し合成樹脂と混成しペレット化、そこからプラスチック成型技術で代表的なインジェクショングレードと、食品容器(トレー)で一般的なシートグレードがのMAPKA製品が生まれます。
紙の粉砕、合成樹脂との混合、シーティングまで一貫して生産しています。