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紙パウダーおよび工業用澱粉を主原料に、ポリオレフィン系樹脂をバインダーとして水蒸気で発泡させ押出成形した発泡体製品です。小さな無数の気泡が大量の空気を蓄えることから、緩衝力や断熱力を必要とする工業用製品をはじめ、様々なシーンで利用されています。
Earth republicは、紙パウダーと工業用澱粉を混成させたペレット(=天然素材)が主原料で、天然素材の割合が材料全体の55〜60%を占めます。逆に合成樹脂の割合は40〜45%と低く、合成樹脂と比べて天然素材のほうがコストも大幅に抑えられるため、製品の低価格化にもつながっています。
世界的基準であるLCA(環境影響評価)において、earth republicは従来型の発泡体製品と比べて圧倒的な成績を誇ります。この成績は海外でも高く評価されており、近年、先進資源国に向けたearth republicの生産設備技術の輸出が増加中。発泡体製品のネクストスタンダードとして、世界から注目を集めています。
従来型プラスチック発泡体製品には、物性を改良するため、あるいは機能を特化するために様々な添加物が入っており、なかには環境負荷の高いものも存在します。一方、earth republicは紙・澱粉・ポリオレフィン樹脂を水蒸気で発泡させるという非常にシンプルな製品で、原料・製法ともに環境負荷物質を一切使用していません。そのため、焼却時の有害ガスの発生ももちろんゼロ。CSR(企業の社会的責任)の観点から導入を検討される企業様も増えています。
世界中に数ある断熱材の中でもearth republicは空気の層を無数につくって断熱するという独自の物性を持ちます。密度により断熱性能は変化しますが、既存の断熱材(グラスウール32K)と同等レベルの性能を持ち、経年劣化も少なく、新ジャンルの断熱材として注目されています。
earth republicはもともと容器包装リサイクル法に対応した可燃物緩衝材として開発されました。空気の層の塊で、緩衝し、静電気などが発生しにくいため、精密機械部品や自動車部品などに使用されています。
earth republicは、発泡剤を使用しない、紙パウダー・澱粉・ポリオレフィン樹脂の混成材料を水蒸気発泡させるという、これまでにない発泡体製造技術を用いて製造されています。