Japanese │ English
紙パウダーを主原料にポリオレフィン系樹脂をバインダーとして、ペレット化。射出成形、押出成形、シート成形、サーモフォーミングによる成形など、従来のプラスチック材料と同様に成形できる素材として開発されました。お客様の目的により、用途は多岐にわたります。
プラスチックを主原料とする製品は世界中で汎用的に消費され、工業用から家庭用まで、数多くの種類が存在します。一方で、世界的に環境問題への関心が高まるなか、その環境性能を疑問視・問題視する声も少なくありません。その問題をクリアにするべく、プラスチック原料に微細な紙パウダーを混成させた新素材がMAPKAです。MAPKAの主原料はあくまで「紙」。世界でも類を見ない、MADE IN JAPANの新素材として“ポストプラスチック原料”と呼ばれるほどに注目されています。
MAPKAは、成形後の収縮性の低さや養生時間の短さ、その高い剛性および耐熱性から、工業用材料として幅広く活用されています。これは、紙本来の性質による部分が大きく、MAPKAならではの強みとして高い評価を得ています。
プラスチックを主原料とする製品の大半はナフサ原料から精製されていますが、有限なナフサ原料はここ15年あまり、投資・投機対象にもなった結果、価格が大幅に高騰。プラスチック加工業界やエンドユーザーを苦しめてきました。MAPKAはこのナフサ原料の使用量を削減することで、ナフサ価格の大幅な変動リスクを事前に回避しています。
通常プラスチックにフィラーをプラスすると、コストはさらに上がります。MAPKAの場合どのような紙を使用するかにより、コストをコントロールすることができます。紙の粉砕や紙パウダーと合成樹脂の混練作業までを含めても、価格競争力があるマテリアルとなります。
バイオプラスチックは量産成形を行う場合に専用の設備などが必要になりますが、MAPKAは従来のプラスチック成形機・金型での成形が可能。射出成形、押出成形、シート成形、サーモフォーミングによる成形など、従来のプラスチック材料と同様に成形できます。
MAPKAは主原料である紙パウダーを含有したエコ素材で石化資源を製品として半減(削減)できるだけではなく、原則MAPKA
の容器包装・成形品は紙製品扱いとなる為、燃えるごみ・燃やすゴミとして廃棄が可能となります。(地方自治体のルールに従ってください。)
また、燃焼カロリーが汎用の樹脂に比べ低くなることから燃焼炉をいためにくく地球にやさしい製品となっております。 MAPKA®を使用することにより、 一般汎用プラスチック
(ポリプロピレン)と比べ温室効果ガスの排出量を約35%削減することが可能です。
LCA(ライフサイクルアセスメント)値で圧倒的な環境性能を誇ります。
MAPKAは「紙の乾式連続パウダー化技術」「紙パウダーと合成樹脂の均一混成技術」という、世界的に見ても類を見ない独自技術を用いてつくられています。特に、比重が極端に異なる原料を均一に分散させることは非常に難しく、これまで合成樹脂と無機フィラーの混成ペレットは数多く存在していましたが、合成樹脂と紙パウダーの混練は、当社が初めて可能にしました。紙パウダーの含有率により、ペレットの表情や物性を変えることも可能です。
物性の特徴として、「剛性の向上」「耐熱性の向上」が得られることがあります。
世界的な評価を受ける独自技術を用い、主原料となる紙をパウダー化し合成樹脂と混成しペレット化、そこからプラスチック成型技術で代表的なインジェクショングレードと、食品容器(トレー)で一般的なシートグレードがのMAPKA製品が生まれます。
紙でできたペーパーインデックスクリップ用ケースで、中身と同様に紙として最終処分が可能。第21回日本文具大賞デザイン部門で優秀賞を受賞しました。
※クリップ・ケース共に古紙としてのリサイクルはできません。廃棄方法は各自治体によって異なります。
株式会社デザインフィル
ラムネのようにころんとかわいい、動物モチーフの小さなペーパークリップで、金属製のクリップにはないマットでやさしい手触りが好評です。書類やカードのワンポイントにも。
株式会社デザインフィル
MAPKAシートの真空成型抜きカス60%と白物家電再生樹脂40%を使用した100%リサイクル材(オール再生材)の複合素材です。
現行の樹脂製品の材料をMAPKA「Re-Born」グレードに切り替えて頂く事で、
プラスチックの使用量を約30%削減できる(減プラ)だけでなく、 CO2排出量を大幅に削減することが可能です。プラスチック原料のリサイクルが世界的に推進される中、既存の成形設備で使用可能なMAPKA「RE-BORN」グレードが誕生しました。汎用MAPKA(紙= 51%)と比べ成形性は格段に向上します。(詳しくは以下のリーフレットにてご確認ください。)